2011年2月5日土曜日

ニューヨーク・ヤンキース




○野手陣
・予想ラインナップ(数字はビル・ジェームズによる予測値)

左 B・ガードナー    .277 5本 46点 50盗 .748
遊 D・ジーター     .295 13本 68点 17盗 .775
一 M・テシェーラ    .282 36本 120点 1盗 .915
三 A・ロドリゲス    .284 35本 116点 10盗 .911
二 R・カノー       .308 24本 95点 3盗 .858
右 N・スウィッシャー  .257 27本 83点 1盗 .831
指 J・ポサーダ     .260 16本 60点 2盗 .817
捕 R・マーティン    .266 9本 56点 10盗 .746
中 C・グランダーソン .264 25本 73点 14盗 .812

・控え

捕 F・サルベリ     .277 2本 40点 1盗 .709
内 E・ヌエス       .295 3本 24点 12盗 .730 
内 R・ベリヤード    .260 4本 22点 1盗 .715 
外 A・ジョーンズ    .226 18本 52点 5盗 .785

ラインナップの大半がOPS8割越えという強力打線。長打力、機動力ともにメジャートップクラスです。各打者の選球眼もよく、打率以上に打線のつながりは良いと思います。A-RODはもうちょっと数字がほしいところですが、年齢的には厳しいかな。彼を含めジーターなど主力の高齢化は深刻で20代なのはガードナーとカノーくらい。今期中に有望株のモンテロ捕手やヌエス内野手が台頭してくれれば理想的です。あと、指名打者がポサーダなのは頼りないので、この辺もテコ入れしてくるかもしれません。



○投手陣(右端の数字は奪三振/与四球)
・先発投手

C・C・サバシア   34試合 18勝8敗 236回 防3.32 W1.19 202/65
P・ヒューズ     32試合 12勝9敗 177回 防3.56 W1.24 166/60
A・J・バーネット  33試合 12勝9敗 191回 防4.01 W1.36 177/77
S・ミトレ       32試合 3勝3敗 61回 防4.57 W1.41 38/19
I・ノバ        16試合 4勝5敗 80回 防4.61 W1.53 57/36

・救援投手

R・ソリアーノ    63試合 4勝2敗42セーブ 62回 防2.03 W0.98 68/18 
J・チェンバレン  76試合 5勝3敗6セーブ 76回 防3.79 W1.33 81/30
P・フェリシアーノ 92試合 4勝3敗0セーブ 62回 防3.77 W1.39 57/27
D・ロバートソン  69試合 5勝2敗0セーブ 68回 防3.04 W1.29 89/35
B・ローガン    67試合 2勝3敗0セーブ 45回 防4.40 W1.44 43/20
M・リベラ     61試合 5勝2敗33セーブ 62回 防1.89 W0.94 58/11


やはり先発のコマ不足が目立つ。3番手まではこの顔ぶれで確定ですが(でなければ困ります)それ以降は完全に白紙。昨季登板のなかったコロンが先発候補として名前が挙がってくるように台所事情はかなり厳しそう。ただ今期あまり補強できなかった分、夏のトレードに投資できる資金が十分にあるだろうので、その時にどんな大物を釣ってくるか注目です。あと、開幕前にフィリーズからブラントンをとってくるかもしれません。一方救援陣はまずまずの顔ぶれ。ソリアーノや左腕のフェリシアーノなど先発投手をとれなかった分、いい補強ができました(ただ、ソリアーノに関してはオーナー側の介入があったようで、キャッシュマンGMの意に反したものだった模様。この補強によりNYYは来季のドラフトピックをいくつかTBに譲渡することに)。ただ、いくら救援陣が良くても先発陣が悪くては宝の持ち腐れ。やはり先発陣の補強が急務。このチームの資金力なら今からでも可能です。


○総評
ここ数年と同じく、打高投低という印象。打線は間違いなくメジャー最強レベルにあるとは思いますが投手陣が弱い。シーズンを勝ち抜く力はありますが、ポストシーズンでは難しい。むしろプレーオフ進出も困難な状況にあります。メジャー全体を見ても投手優位の風潮が強まっているので、今のチーム作りは時代錯誤。このチームの場合困った時は補強すればいいのですが、そろそろ若手投手の育成に本腰を入れるころではないでしょうか。

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