2010年12月17日金曜日

ここ数日の動き

○松井秀喜、アスレチックスと1年契約で合意

何度も報道されている通り、ゴジラ松井のアスレチックス入りが決定しました。今季リーグトップの防御率を誇ったアスレチックスですが、打撃ではクーズマノフの16本塁打、71打点がチームトップと不振。強打者の獲得が急務でした。資金力に限界のある同球団にとって、彼のように2割8分、25本塁打を期待できる打者はもってこいの存在。マークは厳しくなると思いますが、ぜひエンゼルスを見返すような成績を残してほしいものです。


○エンゼルス、ダウンズを獲得

今年はブルペンが不調だったエンゼルス。先日の高橋尚成に続いてのリリーバー獲得となりました。ダウンズはここ5シーズンで323試合に登板。クローザーのロドニーにつなぐセットアッパーの役割を期待されています。ワース、クロフォードの獲得を逃し、ベルトレ争奪戦にも後れをとっており、すっかり今オフの負け組という印象の強いエンゼルスですが、弱点の補強は確実にできたと思います。


○ヤンキース、ラッセル・マーティンと合意



正捕手ポサーダが衰えを隠せず、2番手捕手のサルベリも今季13失策と今一つのヤンキース。06年ナ新人王のマーティンの加入は大きいです。ここ2年は不振に悩まされていますが本来ならば打撃のいい捕手。守備面ではリードの評価が高く、黒田をはじめドジャーズ投手陣から全幅の信頼を置かれていました。また肩もそこそこ強いため、ポサーダの守備力の低さに悩まされてきたうえ、先発陣がコマ不足のヤンキースにとってはいい補強となると思います。


○その他の主な動き
パイレーツ、ライル・オーバーベイ一塁手を獲得。
ダイヤモンドバックス、ゼイビア・ネイディ外野手を獲得。
ドジャーズ、マット・グーリア投手を獲得。
アスレチックス、リッチ・ハーデン投手を獲得。
マリナーズ、ブレンダン・ライアン遊撃手を獲得。
ヤンキース、マーク・プライアー投手を獲得。



グーリア投手は4シーズン連続で70試合以上に登板した鉄腕。ライアンは好守で有名です。何より驚いたのはヤンキースのプライアー獲得(写真)。02年にカブスでデビューし、翌年には18勝を挙げましたがその後はひじの故障に苦しみ、06年以降メジャーのマウンドからは遠ざかっていました。今季は独立リーグでプレーし、22イニングで44個の三振を奪うなど復活の兆しを見せました。01年のドラフトではジョー・マウアー(ツインズ)に次ぐ全米2位で指名されただけに、奮起が期待されます。

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