2010年12月3日金曜日

国旗・国歌から国を知る ~ロシア編~

今回は2018年FIFAワールドカップの開催が決まったロシアです。まずは国旗から。



歴史の古い国旗で、17世紀にピョートル1世が当時の覇権国であったオランダの国旗をまねて作ったという伝説も有ります。白は高貴かつ率直である白ロシア人(ベラルーシ人)を、青は名誉と純潔の小ロシア人(ウクライナ人)を、赤は愛と勇気の大ロシア人を表しているそうです。この白・青・赤の3色は「パン・スラブ色」とされ、ロシアのほかにもチェコ・スロバキア・スロベニア・クロアチア・セルビア・旧ユーゴなどのスラブ系の国々の国旗にも採用されています。




続いては国歌。



採用は2001年と比較的新しいですが、実際は旧ソビエト時代の国歌を再び採用したもの。そのため、周辺国からはプーチン大統領(当時)の制作と相まって「覇権国ロシアの復活」などのように受け止められ、とくに旧ソ連の国々からの不信感は強いようです。しかし、曲自体は壮大で広大な領土を誇る同国をよくあらわしているようにも思います。長いですが歌詞の日本語訳はこんな感じです。





1番


ロシア、聖なる我らの国よ
ロシア、愛しき我らの国よ
力強き意思は、大いなる栄光は
汝が持てる物は、如何なる時にも!




コーラス


讃えられて在れ、自由なる我らが祖国よ
幾世の兄弟なる民族の結束よ
父祖より授かった民族の英知よ!
国よ讃えあれて在れ!我等汝を誇らん!




2番


南の海より極地の果てへと
広がりし,我等が森と草原よ
世界に唯一なる汝、真に唯一なる汝
神に守られた祖国の大地よ!
(コーラス)




3番



夢が為生きるが為,遮らぬ自由を
来たるべき時は我等にもたらす
祖国に対する忠誠は我らに力を与える
それはかつて、今も、そして常に在り続けん!
(コーラス)




愛国心あふれる歌詞ですね。



ではでは。

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