2010年11月28日日曜日

2010年MLBを彩った20人のルーキー③

第三弾。




11、スターリン・カストロ(カブス・遊撃手・20歳)
今季成績:125試合 3割 3本塁打 41打点 OPS7割5分5厘



メジャー史上初の1990年代生まれの選手。開幕は2Aで迎えましたが正遊撃手ライアン・テリオの二塁転向に伴い5月に昇格。その月に打率3割1分を記録するなどし弱冠二十歳にしてショートのレギュラーを勝ち取りました。10盗塁を記録するなど脚力もまずまず。将来的には2番打者として定着できれば御の字だと思います。ただ、守備面では27失策と投手陣の足をひっぱてしまったため改善の余地あり。




12、タイラー・コルビン(カブス・外野手・24歳)
今季成績:135試合 2割5分4厘 20本塁打 56打点 OPS8割1分6厘



福留を押しのけてレギュラーに定着した将来の主軸候補。はじめの2か月は先発出場が13試合にとどまりましたが、6月以降は福留の不振に乗じて一番打者に定着。以後、9月に折れたバットが肺に刺さるという事故で離脱するまでに20本塁打を放ちました。しかし、守備面では守備防御点が-2とイマイチ。また、30四球に対し100三振の粗さも目立つため、うかうかしていればまた福留選手にレギュラーを奪い返されかねないのでこの辺は改善しなければならないでしょう。



13、アイク・デイビス(メッツ・一塁手・23歳)
今季成績:147試合 2割6分4厘 19本塁打 71打点 OPS7割9分1厘



早くもニューヨークの人気者になりそうなルーキー。今季は開幕からレギュラーに定着し、4番で58試合、5番で45試合に起用されるなど新人らしからぬ活躍で貧打にあえいだチームを引っ張りました。一塁守備もレベルが高く、守備防御点は13。また、ファールフライを常に全力で追いかけるなどガッツあふれるプレーも魅力で早くもニューヨーカーたちの心をつかんでいます。



14、ジョン・ジェイソ(レイズ・捕手・26歳)
今季成績:109試合 2割6分3厘 5本塁打 44打点 OPS7割5分



選球眼抜群の捕手。開幕時はディオナー・ナバーロ、ケリー・ショパックに次ぐ三番手捕手の扱いでしたが両者とも不振に陥ったため、正捕手に定着しました。特筆すべきはその選球眼。404打席で59四球を選び出塁率は打率より1割以上も高い3割7分2厘。さらに三振はわずか39個。そのため一番で45試合起用されました。これでもう少しパワーがつけば、捕手としては申し分ない打撃力となるでしょう。守備面でもリードの評価が高く、強力投手陣から厚い信頼を置かれました。来季以降も正捕手の座を守り抜いてもらいたいです。




15、二―ル・ウォーカー(パイレーツ・二塁手・24歳)
今季成績:110試合 2割9分6厘 12本塁打 66打点 OPS8割1分1厘



将来のパイレーツを担う期待の二塁手。開幕は3Aだったものの、5月に昇格しレギュラーに定着しました。シュアな打撃がウリで後半戦は打率3割6厘を放つなどし3番打者をまかされるようになりました。チームからの期待は高く、今後は18年連続負け越し中のかつての強豪球団再生への救世主となれるか注目されます。




明日で最後。




ではでは。

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