2010年11月22日月曜日

来季のアスレチックスについて考える

御存じの通り、岩隈投手とアスレチックスとの契約交渉が破談になりました。年棒面で両者に大きな隔たりがあったとのことです。一部報道によれば、岩隈投手側はバリー・ジト並みの大型契約(7年1億2千万ドル)を要求していたとのことですから無理のないことでしょう。




大物選手を逃してしまった形になったアスレチックスですがそれでも来期には期待が持てます。





まずは投手陣。今季は18勝をあげたトレーバー・ケーヒル(22歳、写真)をはじめ、15勝のジオ・ゴンザレス(24歳)、完全試合男のダラス・ブレーデン(26歳)などと若手先発投手陣が奮起。さらにシーズン途中には有望株のブレット・アンダーソン(22歳)が定着。来季以降は2000年代前半に猛威をふるったビッグ・スリー(バリー・ジト、マーク・マルダー、クリス・カーペンター)以上の先発投手陣が形成されることでしょう。ブルペン陣もまずまずの働きを見せ、今季のチーム防御率はリーグトップの3.58。投手陣は来季も心配ないでしょう。




問題なのが打撃陣。特に長打力のなさは深刻でチーム本塁打数はマリナーズに次いで少ない109本、チームで最も多く本塁打を打ったクーズマノフでも16本でした。指名打者のカストの退団が濃厚なので新たな長距離砲の獲得がオフの最大の課題でしょう。そんな中、獲得候補に挙がっているのが松井秀喜。今季は不振だなどといわれていますがそれでもチームトップのOPSを残すなど維持は見せました。もともとアスレチックスには30本塁打以上打てるような選手を獲得する余裕はないので松井のように「2割8分、25本塁打」レベルの数字を残してくれる選手は非常に魅力的だと思います。同じように獲得候補に挙がっているといわれているのがマニー・ラミレス。今季は低調な成績に終わりましたがまだまだやれるはず。マスコミからのプレッシャーや規律の少ないオークランドでのびのびとプレーすれば復活してくれるかも、ということも考えられなくはないと思います。




打撃陣にも期待できる選手は多くいます。リーグトップの110四球を選び二番打者に定着したダリック・バートン一塁手(24歳)、来季の3番打者候補のライアン・スウィニー外野手(25歳)、日系人捕手のカート・スズキ選手(26歳、写真)、将来の4番候補のクリス・カーター外野手(23歳)などは来季さらなる飛躍が期待されています。また、オフにはロイヤルズからデービット・デーへイスース外野手を獲得。長距離砲ではないですが3割近いアベレージを常に期待できる安定した選手なので、よい戦力になってくれるでしょう。





最後に残念なニュース。長年アスレチックスの屋台骨を支えてきたエリック・チャべス三塁手の退団が濃厚となりました。マネーボールの象徴として毎年100個近い四球を選び、コンスタントに25本塁打以上を記録してきたチャべスですが、ここ数年はけがに悩まされここ3年の出場試合数はわずかに64。自慢の三塁守備もままならなくなってしまいました。まだ32歳。老けこむにはまだまだ早いと思うので、新天地で活躍してくれることを願っています。




ではでは。






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